独身の人が「結婚したい」と思い、婚活に踏み出す時、その結婚したいと思う理由は人それぞれに様々です。そしてその人それぞれ様々な理由の中には大きな声でいうようなものではない理由だって含まれています。
例えば、
・料理や掃除などをするのがめんどくさいので、そういう家のことをやってくれる人が欲しい
・仕事がいやでいやで仕方がないので金銭的に養ってもらいたい
・無料で毎日ラブラブパコパコしたい
などです。
話は変わって、婚活です。
プロフィールには、婚活を始めたきっかけや結婚したい理由を書くことが一般的ですしおすすめされています。なぜなら、結婚したい理由こそ結婚後の生活イメージと直結するからです。
また、仮にプロフィールに書かなかった場合、お見合いやデートで間違いなく聞かれます。それを確かめることが、結婚後の生活イメージの確認につながるからです。
もちろん結婚したい理由に、声を大にして言うような内容ではないことを書くのは自由です。
自由ですが、そういった内容を書いている人と、果たしてあってみたいと思うでしょうか?男女比が1:30、30:1のような世界で需要があるでしょう。が、婚活の男女比(30代)は6:4~7:3程度で、ライバルはいっぱいいます。
つまるところ声を大にして言えないような理由は隠し、嘘ではないけどそれが本命ではない、よくありがちな理由を書いておく方が安全で結婚が近づくわけです。
そういった事情もあり、結婚したいよくある理由をご紹介します。
工夫のいらない、万人受けするよくある結婚したい理由
子どもが欲しい
問答無用、婚活においてその理由を否定する人はまず間違いなくいないのが、子どもです。
勿論、子供は要らない、ないし、年齢含め子供を作れる体ではない、といったケースもあります。ありますが、たいていの場合子供が欲しいかどうかの設問の答えは、欲しいないしお相手と相談して決めたいで、いらないと答える人はほとんどいません。
こどもが欲しいけれど出会いが少ないのであれば、婚活するのも仕方ないよね、そんな納得が得られます。
さらに、子供が欲しいのであればすることをするしかない、という、そちらの欲求強めの方にもマッチします。(ただし妊娠中は安全のため、産後はホルモンバランスの関係でご無沙汰になるしかない機関があるのは要注意です)
誰かの結婚生活に憧れた
結婚している友人を見て、自分もそんな温かい家庭を作りたいと思い婚活を始めました。
そんな理由を、友人と君は別の生き物だからそうはならないよ?と否定するひねくれ婚活者はまずいません。
ふーんそうなんだ、程度で流せる、まさに理想的なカモフラージュです。

伝え方に注意が必要な、よくある結婚したい理由
心の支えが欲しい
生涯のパートナーが心の支えになることを期待して、結婚したいと思うのは自由です。
もちろん自由なのですが、表現によっては依存症の強い人、ヤンデレ化するリスクがある人、全然自立していない人、そんなネガティブな印象も与えかねません。
もちろん精神的な支えが欲しいのですが、それは支えてもらうのではなく支えあう形で伝えたいものです。例えば、困難に直面しても二人で乗り越えて笑いあえるような結婚生活を過ごしたい、などでしょうか。
親が結婚しろとうるさい
親に結婚を急かされて結婚願望といいますか強迫観念が出てくる場合もありますし、結婚しないとめんどくさいといった状況におちいる場合もあります。
もちろん、婚活に踏み出した最初の理由がそれでも問題なく、またそれ以外に特に理由がなかったとしても問題があるわけではありません。が、ストレートにそのまま書いてしまうと、親の言いなりで考える気がないのか?その年で親離れできていないのか?結婚した後も干渉されるのか?など、ネガティブな印象を残してしまいます。
結婚することで親を安心させたい、親孝行したいと思い婚活を始めました。
それぐらいの表現が安全です。
経済的に豊かになりたい
経済的な不安があり、結婚後に共働きを選べば世帯収入が増えることを期待して結婚したいと思う方もいます。それ自体は問題なく、むしろ正しい判断です。
二人で暮らすことで支出は抑えられ、かつダブルインカムで収入が増えるので手が届く範囲が広がります。支えあう、いい形です。
が、伝え方によっては、稼いでいるとはいえ私の給料をあてにした寄生虫か?自分が低年収でも好きな仕事を続けていくための財布か?など、ネガティブな印象を与えかねません。
例えば、
子供ができるまでは二人で働き生活を豊かにしたい、将来への貯金を作りたい
一人で暮らすよりも出費を抑えることもでき、ゆとりのある生活を送りたい
などでしょうか。
余談ですが、収入は転職や昇進・降格などでも変動するので必ずしも現在の年収が将来の豊かさにつながるわけではありません。キャリアの中で一度ベンチャー企業でチャレンジしてみたい、その際には年収が大きく下がってしまう、そんなケースもありうるわけです。
どう伝えても刺さらない、よくある結婚したい理由
親の介護の負担を分散したい
親の介護の負担を分散させたいとの理由から、結婚したいと思う方もいます。特に男性が高齢になるにつれて増えてきます。それ自体は事実なのでしょうが・・
婚活は、無料ヘルパーさんを探す場でも、無料ヘルパーさんが就職先を探す場でもありません。そのことが理由で結婚したいと思っていることが相手に伝わってしまうと、そんな理由では嫌だと結婚を断られてしまうでしょう。
カモフラージュを用いたプロフィール文の戦い方
そもそものプロフィール文戦略
プロフィールですが、脈絡なく様々なことを書くのはもちろん自由です。自由ではあるのですが、結婚したい理由と結婚生活が結びついていない、ちぐはぐになってしまうのは奇妙にうつります。
子どもが欲しくて婚活を始めたのに、日常生活の話の比重が仕事に置かれているような、そんな、”結婚後の生活はバリキャリでいたい”をにおわせる女性はよく見受けられます。。
子どもが欲しいと感じるのも、そうでないと感じるのもどちらでも、趣向と経済状況次第ではあるのですが、身体的に産休・育休という休暇が当たり前であるレベルで負荷がかかる女性では、決断する必要が出てくるわけです。いつ、欲しいのか、を・・。そしてその欲しいときに合わせて、パートナーが協力的である必要があります。
なおプロフィールで入力しなければならない項目は下記にまとめています。
子どもが欲しい、場合
一例として、結婚したい理由が”子供が欲しいから”の場合を考えていきます。
プロフィールの構成要素は、一般的に、
①挨拶
②なぜ婚活しているのか/なぜ結婚したいのか
③日常生活の話(時間の大半を使っていること。男女とも主に仕事のこと)
④趣味の話(土日の話でも長期休暇の話でも)
⑤結婚後の生活の話
⑥結びの言葉
です。
②で子どもについて触れているのであれば、③~⑤の中でも子供の話が出てこないと嘘っぽく感じられてしまう可能性があります。また、お見合い中の理由トークに困ってしまうかもしれません。
例えば、
③日常生活の話では、
・子供にかかわる仕事をしていて大変だが本当に楽しい
・仕事で小さい子供と触れ合う機会があり純粋さに感動した
など子どもとの接点を入れ込みながら、自分の子供だとまた違った喜びがあるのだろうか。など子育てに向けた希望を描くのが◎です。
また、日常の生活で接点がない場合は、
⑤結婚後の生活の話として、
・授かりものですが将来的には子どものいる笑いの絶えない家庭を一緒に作りたい
・にぎやかな生活を送りたい
などで受けてあげると、連動性が出ます。
おわりに
本当に結婚したい理由は人によってさまざまで、その理由は必ずしも声を大にして言えないようなものの場合もあります。そんな時は、結婚したい理由としてそれもありうる、レベルの、嘘ではないけど本命ではない、カモフラージュの理由・ロジックを組み立てて婚活しましょう。
万人受けするもの、伝え方を選ぶものの正直さが伝わるもの等、よくある結婚したい理由にはいろいろあります。選んでみてくださいね。
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